静岡県磐田市 T.A
【エメマン賞】
私はJR新幹線の中で、座席に着いて一息入れてから、販売員の声に誘われて求めた暖かいコーヒーを飲む事が大好きです。旅に出た実感と共に旅先の期待が涌いて来ます。
UPDATE 20091120
旅先で飲んだコーヒーの思い出は?
こちらの記事は2009年から2012年にかけて掲載された「コーヒーと人生と一言」のバックナンバーです。当時の「エメマン賞」の1つ目と2つ目を、Best answer、Favoriteの賞の位置に掲載しております。
パリのカフェ、イタリアのエスプレッソ、ハワイのコナ、ベトナムの甘いコーヒー。ロケーションの魅力が圧倒的な海外旅行に較べると、国内旅行は地名を書かれる方は少なく、その時の心情をコーヒーの記憶と共に残されている方が多いのが印象的でした。
旅する土地が日本国内かそれとも異国の空の下か。微妙にちがう心模様を映す一杯のコーヒーを、さて来年はどんな時・どんな場所で飲むでしょうか。
ご投稿いただいた皆さま、素敵な思い出をありがとうございました。
今から8年前、家族で西表島に旅行へ行った時、現地のガイドさんに穴場的な所に連れて行ってもらった。海岸沿いに生い茂る背の低い木々をくぐり辿り着いた浜辺は正に貸し切り状態、ハンモックを吊ったり石を積んで火を起こしてバーべキューの準備をしていた所、ガイドさんが使い古したアルミ鍋にガラガラっと丸のままのコーヒー豆を入れ、ペットボトルの水を注ぐと火にかけた。「えっ丸ごと?」っと思わず口をついたが、ガイドさんは「時間は掛かるけど、飛び切り美味しいコーヒーを飲ませるから」と。沸騰するかしないかくらいの弱い火で、なかなか色も付いて来なくて、一体いつになったらコーヒーが飲めるのかな〜なんて思いながら食事も済んで、「もうそろそろ良いかな」と飲ませてくれたコーヒーは苦さも酸味も突出したものがなく円やかで、それでもってコーヒーの旨みや香りは最高で今まで飲んだコーヒーの中で一番美味しかったのを覚えています。普段飲むコーヒーよりかなり色は薄かったような気がしますが、こんなコーヒーが毎日飲めたらな〜なんて思いました。当時は小学生だった子供たちも、美味しい美味しいと飲んでいました。綺麗な海と美味しいコーヒー、至福の一時でした。その時以来、自分でもレギュラーコーヒーを入れるようになったのですが、あのコーヒーには遠く及ばず・・・
大学受験で大阪へ。試験は思うようにできず、半ば自暴自棄になりつつ、帰りの新幹線まで時間をつぶそうと駅の喫茶店に入った。何を注文したか定かではないが、コーヒーを飲んだ記憶はある。特別おいしかったとか、味に関することは覚えてないけれど、僕はコーヒーを注文せずにはいられなかった。ひとは人生の節目でコーヒーを注文する運命にある。
投稿内容の一部をご紹介!
【エメマン賞】
私はJR新幹線の中で、座席に着いて一息入れてから、販売員の声に誘われて求めた暖かいコーヒーを飲む事が大好きです。旅に出た実感と共に旅先の期待が涌いて来ます。
【エメマン賞】
雪山を縦走中、不注意で遭難してしまいました。雪洞を掘り救助隊を待ちました。いよいよ食料も尽き、雪をコンロで溶かし湯を沸かしました。パーティーの4人の仲間で励まし合いながら『一杯のコーヒー』を回し飲みしました。翌朝、全員無事救助されました。雪山での『一杯のコーヒー』の香りは、一生忘れません。
【エメマン賞】
沖縄に住んでて、県外に出張や旅行に出ることが多い。沖縄とは違った環境ばかりであるが、電車のない沖縄では長崎に行ったときには、福岡からJR九州のカモメに乗った。車窓からの景色をみながら、飲むコーヒーをいつもイメージでしかできないから、実際にやってみたかった。車内販売の温かいコーヒーも、車窓風景の味とブレンドしていい思いができる。旅の楽しみはこんなことかもしれないけど、とても満足してホッとできるひと時である。先週も鹿児島への出張はスカイネットアジア航空でのフライトだったのでエメラルドマウンテンを飲めて、しかもおかわりも要求していい空の旅ができました。2月にも鹿児島に行くので、楽しみの一つです。
まだ学生だったころ、バイト先の旅行でオーストラリアのケアンズに行きました。何気なく入ったお店で店員から「coffee or tea?」ときかれ私は「coffee Please」と答え、コーヒーを飲みました。初めて外国の人と英語で会話しました。
社員旅行で立ち寄った太宰府天満宮近くのレトロなお店。ハイカラという言葉がよく似合う雰囲気のお店で飲むコーヒーはまるで昭和初期にタイムスリップしたような気分にさせてくれました。
私が子供の頃、父は私の誕生日に毎年国内の至るところへ旅行に連れて行ってくれました。新幹線に乗る時は、いつも食堂車で食事をし、父を真似てコーヒーを飲むことが私の中の定番になっていました。いつもは口うるさく厳しい父でしたが、旅行の時はいろいろスケジュールを立ててくれ、子供の私を楽しませてくれました。今でもひとりで静かにコーヒーを楽しむ時は、そんな小さなころを思い出を思い出させてくれます。
20代の初めての海外旅行の、パリで。カフェで、エスプレッソを飲んだのですが、円をフランに両替したのを全部使い切っていたのに気づかず。からっぽの財布を見せたら、パリジャンが、もういいよ、行ってといって、ただにしてくれました。恥ずかしいけど、すごい思い出になりました。
20年前、どうしてもサマルカンドへ行ってみたくてまだソビエト連邦時代の中央アジアに一人旅。そこで初めてであったのがトルココーヒーでした。お砂糖たっぷりでめいっぱい甘いのに、直接煮出しているせいか、思いのほか後味はほろ苦く独特な味わいにすっかりファンになりました。今でもたまに飲む機会があると、その香りに、見知らぬ土地で出会ったいろんな記憶が甦る懐かしく大切な思い出の味です。
民宿の部屋のテーブルの上に、魔法ビンとインスタントコーヒーにお茶請けの御菓子、とりあえず作って飲んでみた。何もかわりないスティックのコーヒーですが、とっても美味しく感じた。
上海に遊びに行き、地元のコーヒー店でモカコーヒーが有りモカブレンドと勘違いオーダーしたら、生クリームが浮かんだ凄く甘いコーヒーが出てきました。地元の人に聞くとモカコーヒーとはこうゆう物だそうです。
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