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キャピタルコーヒー 本社店 店長 森田さん

UPDATE 20150313

キャピタルコーヒー 本社店

店長 森田さん

今月のショップ探訪は、東京都文京区にある「キャピタルコーヒー本社店」さんです。キャピタルさんは全国の有名百貨店をメインに展開されている創業68年のコーヒー専門店。
実は、エメラルドマウンテンを最初に売り出したのはキャピタルさんでした。
今回は本社の1Fにあるお店で、店長の森田さんと営業部の渡邊さんにお話を伺います。

キャピタル本社1階のカフェは
飾らず誠実。そして、温かい。

▲白山通りと不忍通りの交差点付近にあるキャピタル本社。ビルが建ち並び、いかにもオフィス街のように見えますが・・・?

▲白山通りと不忍通りの交差点付近にあるキャピタル本社。ビルが建ち並び、いかにもオフィス街のように見えますが・・・?

- この辺りは、ビルが建ち並び、いかにも都心といった雰囲気ですね。

(森田さん)大通り沿いは確かにそう見えますよね。でも一歩奥に入ると住宅街なのです。近くに六義園という日本庭園があるのですが、特にその周辺は大和郷とも呼ばれ、明治から続く邸宅街になっています。

- 由緒ある地域なのですね。住宅街に近いとなると、ご自宅用の豆の販売の方がメインですか?

(森田さん)キャピタルと言えばコーヒー豆の対面販売のイメージかもしれないのですが、当店はカフェのご利用の割合が非常に多いですね。店内に段差が無いためか、
お子様連れの方や、年配の方が特に多いように思います。

それから、こちらは本社の1Fですので、ご来社のお客様が商談の前に立ち寄って下さったりします。

- そうですよね、当然そのようなお客様もお見えになりますよね。
私なら本社の1階の店長というプレッシャーに耐えられない気がします。

▲しっかりしたボリュームの割に、お子様もペロリと完食してしまうのだとか。「夢の追想」というコーヒーの抽出液を使った、本格的なコーヒーの香りと味わい(写真はミックス)

▲しっかりしたボリュームの割に、お子様もペロリと完食してしまうのだとか。「夢の追想」というコーヒーの抽出液を使った、本格的なコーヒーの香りと味わい(写真はミックス)

(森田さん)幸い私、あまりプレッシャーを感じないタイプなのです(笑)本社の1階だからこそ、いろいろと教えていただきやすいこともあり、ラッキーだと思っています。

- いいですね!そんな森田店長だからこそ、お店を任されたところもあるのでしょうね。 もうお勤めになって長いのですか?

(森田さん)今年で3年目になります。この地域のお客様は、都会ながら温かみのある方が多くて、お顔を覚えたお客様に声をかけているのですが、そういう下町人情的なやりとりが喜ばれているように感じます。

そうそう、常連の方のお子様が、ソフトクリームお目当てにお母様を振り切って一人でお店に入ってきたり、盲導犬のワンちゃんが、飼い主さんを勝手に誘導してご来店されたり(笑)面白いハプニングもあります。

- ワンちゃんやお子さんがつい入ってきてしまうお店!いいですね。 自然体な森田店長の雰囲気が醸し出す、居心地の良さが感じられます。

▲キャピタルのお店では、注文が入るたびに豆を挽き、一杯ずつハンドドリップしてくれる。豆の状態や種類を見て最適な淹れ方ができるようになるまで、お店のスタッフ全員がみっちり指導を受ける。

▲キャピタルのお店では、注文が入るたびに豆を挽き、一杯ずつハンドドリップしサーブします。豆の状態や種類を見て最適な淹れ方ができるようになるまで、お店のスタッフ全員がみっちり指導を受けます。

- 奥に本格的なバリスタマシンも置いてありますが、やっぱりハンドドリップなのですか。

(森田さん)カフェラテやカプチーノも、もちろんメニューにあります。でもなぜかドリップコーヒーのご注文が多くて。8割方ドリップですね。普段はカプチーノだけど、ここではドリップコーヒーと仰ってくださるお客様も多いのです。

- それは嬉しい褒め言葉ですね。シアトル系コーヒーが流行した後では、かえってハンドドリップが新鮮なのでしょうか。

(森田さん)私は、前の仕事で知り合った焙煎士の方に淹れていただいたコーヒーの美味しさに感動した事がきっかけでこの世界に入りました。だからやっぱり、お客様に対しても味の違いを感じていただけたら、という思いで一杯ずつドリップしています。

百貨店での丁寧な対面販売に託された
エメラルドマウンテン「初めの一歩」

▲エメラルドマウンテンの販売開始当時を知る営業部の渡邊さん。

▲エメラルドマウンテンの販売開始当時を知る営業部の渡邊さん。

- さて、ここからは営業部の渡邊さんにもお話を伺います。
エメラルドマウンテンと言えば、今でもキャピタルさんの緑色の缶のイメージが強いように思います。

(渡邊さん)実は1989年に初めてエメラルドマウンテンを発売したのはキャピタルでして、初めの1年間は弊社でのみ販売させていただいていました。

- そうなのですね!1社だけの独占販売から始まったというのは全く知りませんでした。

(渡邊さん)当時は良い豆、おいしい豆といえばジャマイカのブルーマウンテン一本槍でした。コロンビアもコーヒー豆の産地として知られていましたが、モカやブラジルと同様に今ほど品質の良い豆を作る国としては、まだ認識されていませんでした。100gで400円程度のコーヒー豆が主流な中「700円もするコロンビアの豆をどのように紹介して行くか」というのは難しい課題だったと思います。

でもキャピタルは当時から百貨店で対面販売をし、お客様とコミュニケーションをしながら品質や味についてお伝えして行くことを大切にしていました。そのため上質なものを求める私どものお客様の層と、エメラルドマウンテンがマッチしていたのでしょう。

- それは納得です。最初にどう紹介されるか、というのは非常に重要ですものね。キャピタルさんの販売方法に、エメラルドマウンテンの第一歩は託されたという訳ですね。

▲1989年発売当初のエメラルドマウンテン。お中元やお歳暮向けに、高品質なコーヒーとして紹介された。

▲1989年発売当初のエメラルドマウンテン。お中元やお歳暮向けに、高品質なコーヒーとして紹介された。

毎年、安定して高品質なエメラルドマウンテン。
焙煎士の職人技が、その美味しさに磨きをかけます。

(渡邊さん)コーヒー豆は農産物なので、毎年同じ味、同じクオリティというのは非常に難しいことなのです。でもエメラルドマウンテンは、コーヒー鑑定士さんが「この味じゃなきゃだめだ」という基準を持ってカップコントロールされていますので、毎年変わらないクオリティの、安定した味わいが魅力です。

とは言え、生豆は毎年水分量が異なります。そこから先はキャピタル焙煎工場の腕の見せ所です。生豆の水分量を見極め、火加減や時間を調整しながら職人技で「一番美味しい」状態に焼き上げます。

- コロンビアのコーヒー鑑定士さんと日本の焙煎士さんの職人技が合わさって、「毎年必ず美味しい」という信頼が守られるのですね。

(森田さん)私も焙煎工場へ行ったことがありますが、豆の色が常に一定に見えるよう、外光を遮断してありました。それほどに神経を使う作業なのだと驚きました。でもそのおかげで、一度エメラルドマウンテンを飲み始めたら、ずっとお買い求めになるというお客様が本当に多いように思います。

知れば知るほどコーヒーは・・・

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▲コーヒーはもともと赤い実。コロンビアでは、木の上で熟したものだけを手で摘み取る。

- ところで、森田店長はコーヒーインストラクター2級、渡邊さんはFNC(コロンビア)認定コーヒー鑑定士をはじめ様々な資格をお持ちですが、きちんと勉強してみると、何かコーヒーに対して気持ちが変わったりしますか。

(森田さん)コーヒーの事を知っているつもりでも、イチから学ぶ事で改めて、一杯のコーヒーができるまでの道のりの長さを感じました。農園での実際の作業内容やその大変さを知ったからこそ、きちんと味の違いを伝えられるようになりたいと思いますね。

(渡邊さん)私は、FNC認定コーヒー鑑定士の資格をとる際にコロンビアへ研修に行きました。その中で30分間、コーヒーの赤い実だけを摘み取るという作業を体験させてもらいました。

30分真剣に摘んだつもりでしたが、現地のピッカーの方の摘んだ量と比べてみたら、もう全然違ったんです。彼らは熟した実だけを瞬時に選んで手早く摘むプロです。たった30分でしたが、赤い実の色で指が真っ赤になりました。そのとき「ああ、こうやって一粒一粒手で詰んだものが、普段飲んでいるコーヒーになるのだな」と感動しました。

- すごいですね。コーヒーって知れば知るほど、生産地の方への感謝と尊敬の念が生まれますね。

(森田さん)農園で愛情込めてコーヒーを作っている方の気持ちが、港を出て1ヶ月以上船に乗って、赤道を超えて、日本にやってくるんですよね。

(渡邊さん)そんなコーヒーの事が、キャピタルの社員は全員「大好き!」なので、もうみんな、話し出したら止まらないのです(笑)

キャピタルコーヒー 本社店

エメラルドマウンテン SHOP DATA

キャピタルコーヒー 本社店

住所東京都文京区本駒込6-1-9
営業時間9:00〜19:00
定休日なし
電話番号03-3944-0727
FAX番号
最寄り駅都営三田線 千石駅 A4出口より徒歩3分
駐車場2台
公式サイトhttp://www.capital-coffee.co.jp
http://capital-coffee.shop-pro.jp(通販サイト)